- せんこう
- I
せんこう【先公】先代の君主。 先君。IIせんこう【先后】(1)先代の君主。 先君。(2)先帝の皇后。 さきのきさき。IIIせんこう【先後】⇒ せんご(先後)IVせんこう【先攻】野球など攻撃と防御を交互に行うスポーツで, 先に攻撃すること。 さきぜめ。⇔ 後攻Vせんこう【先皇】先代の天皇。 先帝。 せんのう。 さきのみかど。VI
「是等は皆旧主~の政にもしたがはず/平家 1」
せんこう【先考】死んだ父。 亡父。⇔ 先妣「慈母の口から~の平生を聞くことを/渋江抽斎(鴎外)」VIIせんこう【先行】(1)他より先に行くこと。「~車」「まず二人だけ~させる」「理屈ばかりが~する」
(2)それよりも前に行われていること。「~の法規を参照する」
(3)スポーツで, 相手より先に点をあげ, 先手を取ること。VIII「二点~しながら失策で敗れた」
せんこう【千行】いくすじも続くこと。 とめどなく涙が流れるさまをいう。IX「~の悲涙袂を朽たし/謡曲・景清」
せんこう【専攻】ある特定の分野を専門に研究すること。 また, その分野。X「物理学を~している」
せんこう【専行】自分だけの判断で行うこと。 また, 勝手気ままに行うこと。XI「独断~」「独立の権力を~するを得可らず/明六雑誌 7」
せんこう【戦功】戦争であげた功績。 軍功。XIIせんこう【染工】染め物をする職人。 染め物師。XIIIせんこう【桟香・浅香】〔「桟香」は「さんこう」とも読む〕水に入れると浮きも沈みもしない香木。 水に浮く香木のこととも。〔「箭香」「箋香」とも書く〕XIVせんこう【浅紅】薄い紅色。 うすくれない。 ももいろ。XVせんこう【浅黄】薄い黄色。 あさぎ。XVIせんこう【潜幸】天皇がお忍びででかけること。 忍びの行幸。XVII「~の儀式を引つくろひ/太平記2」
せんこう【潜考】心を静め, 深く考えること。 潜思。XVIIIせんこう【潜航】(1)水中をもぐって航行すること。「水中深く~する」
(2)敵にさとられないようにひそかに航行すること。XIXせんこう【潜行】(1)水の中をもぐって行くこと。(2)人目につかないように行くこと。 微行。(3)ひそかに活動すること。XX「地下に~する」
せんこう【穿孔】穴をあけること。 穴があくこと。 また, その穴。XXIせんこう【線香】(1)丁子(チヨウジ)や白檀などの香料の粉を線状に練り固めたもの。 火をつけて仏前に供える。(2)「線香代」の略。XXIIせんこう【繊巧】こまやかでたくみな・こと(さま)。XXIII「~にして奇創なる者あり/獺祭書屋俳話(子規)」
せんこう【践行】実際に行うこと。 実行。XXIV「聖旨を奉戴し御政道筋を~せざるべけんや/新聞雑誌 21」
せんこう【遷幸】(1)天皇が都を他の地に移すこと。 また, 新しい都へ天皇が移って行くこと。「信西一両年が間に修造して~をなしたてまつる/平治(上)」
(2)天皇・上皇が, 他の場所に行くこと。 遷御。XXVせんこう【選好】他よりもあるものを好むこと。XXVI「国民生活~度調査」
せんこう【選考・銓衡】多くのものの中から適・不適などを考ええらぶこと。 よく調べて, 適任者をえらび出すこと。「後任を~する」「~に漏れる」
〔本来は「銓衡」。 「銓」は分銅, 「衡」は, はかりざおの意で, はかりしらべる意〕XXVIIせんこう【選鉱】粗鉱から目的とする鉱物をなるべく純粋に, 残りなく得ること。XXVIIIせんこう【銑鋼】製銑と製鋼の総称。XXIXせんこう【閃光】(1)瞬間的に強く光る光。 ひらめく光。「~を発する」
(2)鉱物の結晶に見られる光の回折現象によって生じる色彩効果。 月長石などに見られる。XXXせんこう【鮮紅】あざやかな紅色。「~色」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.